Somewhere

音楽と旅行と散歩と喫茶店が好きなギタリストが書くよ

チャイ研究

 

 

チャイという飲み物。

 

チャイ(英語: Chai / ヒンディー語: चाय / ウルドゥー語: چاۓ cāy チャーイ)は、を意味する言葉。狭義には、インド式に甘く煮出したミルクティーを指す。世界的には、茶葉に香辛料を加えたマサーラー・チャイを指す。中国語の「茶 chá」に由来しており、ロシア語ペルシア語トルコ語でも茶を「チャイ」という。

ウィキペディアより。

 

私は最近、チャイ作りにハマっている。

いや、チャイ作りではない、チャイ研究だ。

 

市販のチャイパウダーなんて野暮なモノは使わない。

自らインド食材店に足を運び、様々なスパイスと茶葉を購入。

何度も試作を重ね、最強のブレンドに出会うまで研究の日々だ。

 

しかし、私、「きちんと計る」ことが大嫌いなので、おいしいブレンドを発見したとしても量がわからず二度と同じ味を再現することができない…。悲しき性。

 

量はさておき、私のおすすめブレンドは、

・アッサムティーorルイボスティー

・カルダモン

クローブ

・シナモン

・ハッカク

・ヒハツ

オールスパイス

・ショウガ(生)

 

目分量でドカドカ入れればまあまあおいしくはなる。

お砂糖はキビ糖がやさしい甘さで良し。

コリアンダーは酸味が出てあまりおいしくなかった。

高麗人参やナツメなどを入れて漢方茶っぽくしてもよさそう。

 

なぜチャイにハマっているかというと。

間違ってもネオかわいいをフォーエバーなどではなく、ザックというYouTuberがきっかけだ。

彼はインド旅行の動画を多数アップしており、最近の私は暇さえあればそればかり観ている。ザックの動画によると、インドには街の至る所にチャイの屋台があって、みんな毎日たくさん飲むらしい。ザックも1動画につき3杯くらいは飲んでいた。

 

今年は現地でチャイをごちそうになることが目標だ。

 

 

はやく仕事やめろ

金曜日、午後。

上司からの叱責。

割と切羽詰まっていた案件。私のしたことが良くなかった。

メールの書き方とか対応とか。まあ、いろいろ。

100%私のミスかといえばちょっと違うが、状況は複雑であったため割愛する。

とにかく、私だけのせいではなかった。

 

ミスを注意されるというよりは、何でそんなこともできないのかというような言い方。自分がダメだってこと分かってる?分かってないよね?みたいな馬鹿にした言い方。

だんだん向こうのイライラを必要以上にぶつけられてきて、「いつも思ってたけどさあ」というような内容になってきた。ここまでくるととことん言わないと気が済まないということか。

私は「はい」、「すみません」としか返せない。そうすると、「はい、じゃなくてさ」「すみません、じゃなくてさ」と言われる。

 

じゃあなんて返事をすればいい?

 

私は上司に対してリスペクトの気持ちを持たないといけないとルールを決めている。

基本的に好きな相手ではないが、私と比べものにならなくらい経験があるし(当たりまえだが)、ポンコツな私を雇ってくれているという負い目もある。

くそ上司と思いながら仕事するのは自分の心身にマイナスな影響があるため、無理矢理にでもリスペクトを意識している。

 

でも、私はそのとき言いたかった。

 

「だったら、あなたがやってくださいよ」

 

ほんとだよ。私の言ってることは何も間違いではない。

時折指示を出すだけでほとんど丸投げ。資料なんて1枚も作らない。

自分でやらないから「これ1日もあればできるでしょ?」と言って仕事を振るわ振るわ。

それでも私は、普段あなたへのリスペクトを欠かないように努力していた。

 

でもあの時は一瞬本当に口から出そうになった。

「だったら、あなたがやってくださいよ」

 

今に始まったことではない。何で私が怒られないといけないのか、その理不尽さに憤慨しそうになることは何度もあった。

私の方が「ここまでくるととことん言わないと気が済まない」状況、まさに。

 

言いたかったし、言えば良かった。

言えば多少なりともすっきりしただろう。

でも私は賢いからな。その後どれだけの地獄を見るか分かるから、そんなことは言わなかった。

 

ここなら言ってもいいだろう。

だったらだったらだったら!!!!!!!!!!!!!!!!!

お ま え が や れ よ!!!!!!!!!!!!!!

 

あいつの曲

数年ぶりにバンドのVo.Gtが新曲を作った。

デモは完成まで一回も私に聴かせなかった。

完成版はバンドメンバーみんなに同時公開というわけだ。

デモをアップしたURLが送られてきた。すぐ聴いた。

 

その曲は本当に本当に良くて、泣くというか笑ってしまった。

 

他人がいい曲を作るとなんだか嫉妬してしまうが、メンバーがいい曲を作ると喜びが勝つ。

 

久しぶりに日々作曲に励んでいるあいつを見ていたが、本当に楽しそうだった。

 

 

あいつはしばらく曲を作ることができなくて、少し前まで非常にしょんぼりしていた。

 

2年くらい前か。あんなに何かを作ることが好きで、つまらない人生だけは歩みたくないと思っていた私が、すっかりゾンビ(社畜)と化していたときに、あいつは私にこう言った。

「言っとくけど、今の自分が本当の自分じゃないよ」

最近しょんぼりしていたあいつに、その言葉そのまま返そうかと思ったがそんな心配なかった。

 

さて。私も曲作ろ。

 

映画館でジブリを

それにしてもジブリは素晴らしい。

展開に無駄が一切ない。一つ一つのシーンが全てメッセージになっている。

 

もののけ姫千と千尋の神隠しを映画館に観に行った。

もののけ姫は2回観た。次はナウシカだな。

まだまだ観に行くぞ。

 

小さい頃から涙もろかったけど、ここ数年加速している気がする。

千尋がおにぎり食べているシーンでも泣いた。うるうる、じゃなくて涙が頬を伝ったし。

もののけ姫なんてタイトルバックで泣いた。

あのシーンでも泣き、このシーンでも泣き、枚挙に遑がない。

久石譲の音楽も相まって、私の涙腺を刺激してくる。

年齢を重ねるにつれて涙もろくなるのは、共感することが増えるからかもしれない。

 

 

千と千尋の神隠しのエンディングで、千尋がハクの手をするっと離してハクの手だけが残るカット。

セリフも声も表情もないのに、ただ繋いだ手を離しただけなのに、どうしてこうも切なく描けるのか。

おそらく千尋とハクがもう一度会うことはできないのだろうな…と悟らせるような。

でも切なさだけではなくて、千尋はもう臆病で鈍臭い女の子じゃなくて、ハクに守られることなく自分の足で元の世界へ帰るのだな、みたいな前向きな意味もあるように思える。

 

私は、話す言葉以外から相手のことを知ることが多い気がする。

言葉って嘘くさいし、下心(ヤリてーの方じゃない)が垣間見て冷めてしまうことが多い。

だから本より映画やドラマの方が好きなのだ。

でも歌詞は一生懸命書くけど。まあ曲と歌詞を使って景色を作るイメージでやっているから、歌詞を書くことそのものが好きというわけではない。

 

ジブリは、脳じゃなくて、心で観る映画だと思う。だから好きだ。

 

 

小さな未来人

去年の夏、姪っ子が生まれた。

バカで間抜けで少し変わり者で、ついこの前まで制服を着ていた、あの妹が、母親になった。

名を、なずは、と言うらしい。

 

初めて触るなずはは、プニプニ柔らかくて、腕なんてちょっと力を入れたら折れてしまいそうだった。正月に会ったなずはは少し大きくなり、笑うようにもなった。何に笑うのかは不明。壁を見ても笑うので少し怖い。

1日の半分は寝て過ごし、残りの半分は手足をジタバタさせたり、ぎゃあぎゃあ泣いたりして過ごす。乳もよく吸う。

私達よりも数十年程長生きする予定の彼女は、私達が見ることのできないずっと先の世界を見るのだ。

何も知らないアタマで生まれ、すくすくと大きくなると、「後は任せて」と私達のいない未来を生きる。きっと、世界情勢を揺らがすような事件に翻弄され、とんでもない法律に反対し、自動運転の車に昼寝しながら乗るのだろう。

さながら小さな未来人である。

彼女は、これからどんな子になるのだろうか。ぽかんと空いた口と寝すぎて禿げた後頭部。この子が無限の可能性を秘めていることは言うまでもない。

 

おしまい

自分が音楽をやめるだなんて、考えたこともない。

4?5?歳から19歳までピアノのレッスンに毎週通い続け、高校では軽音楽部に入ってギターを弾き、大学ではより本格的にバンドを初めて、卒業後もバンドが中心の生活をしている。

旅行や服など他の趣味もあるが、音楽が自分の人生と最も密接な関係にあることはまず間違いがない。

 

一昨日、サークルの後輩の卒業ライブなるものを観に行った。私も去年まで4年間出続けていたライブである。

後輩たちは皆、泣いていた。私はあまり後輩と仲良くはなかったが、それでも目頭が熱くなる瞬間があった。

 

毎年卒業ライブを観て思うが、大学の4年間、人によっては高校生・中学生から、バンドに注いだ青春が終わる瞬間を目の当たりにすると、非常に切ない。

私は高校卒業後も軽音サークルでギターを弾き続け、大学卒業後もより一層バンドに熱を注いでいる。自分が音楽から離れることなど一瞬たりとも考えたことがないし、ギターを弾かなくなった自分を想像することができない。

しかし、卒業ライブの瞬間に、楽器を弾くことが人生で最期の人もいる。毎週のように弾き続けた楽器や、ライブの興奮とさよならするのだ。ときたま楽器を触ることはあるだろうし、頼まれてライブのサポートをすることだってあるかもしれない。だが、ほとんどの人が「音楽をやっている人」から「音楽をやっていた人」となるのだ。

 

私がすごく好きな人が言っていた。

「若い時は、夢を追いかける人が格好良く見えるけど、大人になると、夢を追いかけることは格好悪いことになる」と。

本当にその通りだと思う。

軽音サークルでギターを弾き続けた、アホみたいに楽しかった日々に終止符を打つことが出来なかった私は子供で、皆が大人だったのか。

それとも、バンドを続ける者、やめる者、ただそれだけだったのかな。

 

卒業する後輩たち、おめでとう。

もし音楽を続けたいと少しでも思っていたら、仕事をしながらでもいいから、どうか引け目を感じず堂々と続けてほしい。

私は決して格好悪いと思わないよ。

おそるべしiHerb

iHerbにハマっている。

送料無料でアメリカから荷物が送られてくる。しかも注文からたった数日で。

 

サプリメントやオーガニック食品などを物色し、口コミが良さそうなものをいろいろと買っている。

そういうものに拘っているプライドが高そうで痛い奴を、人は「意識高い系」と呼ぶのだ。私もつい2ヶ月前までは意識高い系を馬鹿にする側の人間であったが、ひょんなキッカケでiHerbと出会った私は赤い旗を追う牛の如く、一直線にサプリメントとオーガニック食品を買い漁る痛い女となった。

 

なにを言われても良い。健康になりたい。

 

と言うのも、昨今の私はすこぶる調子が悪い。

偏頭痛、肩こり、接触性皮膚炎はさることながら、膀胱炎や不眠にも悩まされている。20歳を過ぎたとたん、なんだか身体がガラッと変わった気がする。

長生きをしたいとは全く思わないが、病気にかかりたくはない。そう、健康になりたい…。

 

今日も例に漏れず、サプリメントを飲み、夜はランニングをし、岩盤浴健康ランドに行くのだ。