それにしてもジブリは素晴らしい。
展開に無駄が一切ない。一つ一つのシーンが全てメッセージになっている。
まだまだ観に行くぞ。
小さい頃から涙もろかったけど、ここ数年加速している気がする。
千尋がおにぎり食べているシーンでも泣いた。うるうる、じゃなくて涙が頬を伝ったし。
もののけ姫なんてタイトルバックで泣いた。
あのシーンでも泣き、このシーンでも泣き、枚挙に遑がない。
久石譲の音楽も相まって、私の涙腺を刺激してくる。
年齢を重ねるにつれて涙もろくなるのは、共感することが増えるからかもしれない。
千と千尋の神隠しのエンディングで、千尋がハクの手をするっと離してハクの手だけが残るカット。
セリフも声も表情もないのに、ただ繋いだ手を離しただけなのに、どうしてこうも切なく描けるのか。
おそらく千尋とハクがもう一度会うことはできないのだろうな…と悟らせるような。
でも切なさだけではなくて、千尋はもう臆病で鈍臭い女の子じゃなくて、ハクに守られることなく自分の足で元の世界へ帰るのだな、みたいな前向きな意味もあるように思える。
私は、話す言葉以外から相手のことを知ることが多い気がする。
言葉って嘘くさいし、下心(ヤリてーの方じゃない)が垣間見て冷めてしまうことが多い。
だから本より映画やドラマの方が好きなのだ。
でも歌詞は一生懸命書くけど。まあ曲と歌詞を使って景色を作るイメージでやっているから、歌詞を書くことそのものが好きというわけではない。
ジブリは、脳じゃなくて、心で観る映画だと思う。だから好きだ。